アルゼンチンの国花は、「セイボ」
アルゼンチンの初夏にあたる11月〜4月に開花します。
鮮やかな赤いお花はウールや綿の染料に、 樹皮は歯ブラシに使われていました。
また、北部に住むグアラニー族には、セイボにまつわるある伝説があります。
首長の一人娘アナイは、スペインから侵略者により、捕らわれの身となります。
一度は脱出し果敢に戦うのですが、再び捕まり、見せしめに火刑にされます。
アナイは燃える炎の中で、美しい声で賛美歌を歌いながら亡くなります。
そして翌日、その場所から咲いたお花がセイボだと言われています。
セイボは「勇気」と「困難に立ち向かう強さ」のシンボルとなりました。